水槽のセッティング16

おさらいになりますが、いかなる場合においても水槽の立ち上げで重要なのは、最初は決してたくさんのお魚を入れないことと、エサはできるだけ少なくするということです。これはどのような立ち上げ方であっても共通していることであり、それだけに最も大切な部分と言えるでしょう。さらに詳しくはこちらをご覧ください。

水槽の立ち上げ

水槽のセッティング15

少しでも水槽の立ち上げに慣れてきますと、試薬を使わなくても水槽の状態で立ち上がったかどうかを判断できるようになります。まず、わずかに水が白く濁ることがあります。その場合はエサやりをやめて数日すると水は透明になります。日ごとに水はますます透明になり、砂や水草が輝いて見えるようになります。水槽のすみなどに茶色のコケがわずかに出始めたら、水槽の立ち上げはかなり順調に進んだとみて良いでしょう。

水槽のセッティング14

水槽の立ち上げに失敗しますと水が白く濁ってしまいます。初めてこうした事態を目の当たりにすると、焦ってしまうかもしれませんが、なんとなく濁っている程度なら、エサやりをせずにそのまま放って置けば数日のうちに透明になります。もしあまりにも白く濁ってしまった場合には、透明になるのを待っているよりも気を取り直して水を換えてしまった方が良いでしょう。

水槽のセッティング13

小型魚の水槽では試薬紙で検出できないような微量のアンモニアや亜硝酸塩で立ち上げますので、こうしたものが検出されるようでは問題です。この場合はお魚の数が多すぎないか、エサの回数や量が多すぎないか、など、十分に確認してみる必要があります。アンモニアや亜硝酸塩がなく、硝酸塩が検出されれば、水槽の立ち上げは完了です。

水槽のセッティング12

中型魚や大型魚の水槽では、まずアンモニアが発生しますので、アンモニアの試薬で濃度を確認します。日ごとにいったん数値が上がりますが、ある時期から下がり始めます。次に亜硝酸塩の試薬で濃度を確認します。こちらもいったん数値が上がりますが、ある時期から下がり始めます。亜硝酸塩が検出されなくなれば、水槽の立ち上げは完了です。