イトミミズ
【読】いとみみず
【同】イトメ、糸ミミズ
数センチほどにしかならない赤い水生のミミズ。水が汚れると色が褪せるが、新鮮な水に入れると鮮やかな赤に戻る。観賞魚の餌として販売されているイトミミズにはユリミミズやエラミミズなども含まれる。
砂に潜る性質があり、食べ残されたイトミミズは駆除が困難な上に著しく水を汚す場合がある。イトメとも呼ばれるが、本来のイトメは20センチほどのゴカイの一種で、主に釣り餌として用いられ、イトミミズとは全くの別種。
維持するにはできるだけ広い容器に入れ、水位を低くしてイトミミズの塊が三分の一以上、水から出るようにする。脂肪分が多く、長期に渡ってイトミミズだけを与え続けると繁殖に悪影響があるとされるが、幼魚には貴重な餌。
稚魚の餌として急場しのぎにも用いられ、カッターなどで細かく切り分け、水を入れた容器で撹拌して与えられる。
関連語句
赤虫 / ミジンコ /