水槽

熱帯魚の日常管理

熱帯魚水槽の日常管理について

熱帯魚水槽は一度設置してしまうと、あとはそれほど手間はかかりません。ここでは管理の要点について解説していきたいと思います。

エサについて

熱帯魚の飼育で一番重要なのはエサの種類と与え方です。最初は週に2回くらい、わずかでも水が濁ったら、しっかりと澄みきるまでエサやりはやめておきます。そうして数週間も経てば徐々に水槽内のバランスも安定してきますので、少しずつ回数を増やしていってみて下さい。

ゴールデンハニードワーフグラミー 熱帯魚水槽セット

熱帯魚にはすぐにエサをあげたくなってしまうかもしれませんが、たとえエサを求めてきても水槽をセットしたその日はあげないようにしましょう。

水換えについて

注意しながらエサやりをしていても、水槽内には次第に老廃物が蓄積してきます。これらはすぐに悪影響をおよぼさなくても、やがては調和を壊してしまうことになりますので、熱帯魚の元気がなくなる前に早め早めの水換えをしてあげます。

とは言っても普段は蒸発した分を足し水しておくだけで十分です。フタのついた容器にあらかじめ水をつくっておいて、いつでも使えるようにしておくと便利です。

1〜2週間に一度、4分の1の水をミニ飼育ビンやコップで入れ替えてあげます。水槽の汚れも、ガラス面のちょっとしたコケ程度ならオプションで販売しているコケ取りで簡単に取り除くことができます。

水槽がコケだらけになったしまった場合は水槽の大掃除をしましょう。大掃除の手順は「熱帯魚の飼い方〜水槽のセット〜」と同様です。

ただし底砂には大切な濾過バクテリアが住んでいますので、水槽の水ですすぐように洗ってください。バクテリアは水道水で洗うと消滅してしまいますので、特に注意してあげましょう。

ビーシュリンプ

その他

照明時間が長すぎるとコケが生えやすくなりますので適度に調節します。自然界での水中の日照時間は陸上よりも少ないため、水草の光合成のためだけであれば1日8時間程度の照射で十分です。

また、水が茶色をおびてくることがありますが、これは流木から生じる腐食酸によるものです。腐食酸は水を弱酸性にする性質があり、特にベタやグラミーなどにとって優しい成分ですので、中が見えないほどにでもならない限りは害になることはありません。また、次第に出なくなってきます。