水槽

ハニードワーフグラミーの魅力|水槽のエッセイ

水槽にまつわるエッセイ。

ゴールデンハニードワーフグラミー

グラミーの仲間はもともと大好きなのですが、このハニードワーフグラミーも実に飼育しがいのある熱帯魚です。もちろん今もすぐ側にあるプライベートの小さな水槽には、ゴールデンハニードワーフグラミーが元気に泳いでいます。

ゴールデンハニードワーフグラミーはハニードワーフグラミーの改良品種で、光沢のある薄い黄色の体をしていますが、この体色がまた絶妙で、暗めの色合いをした水草や流木と素晴らしいコントラストをなし、実に良く合うのです。そういえば、映画「引き出しの中のラブレター」のレガーロで泳いでいたのもゴールデンハニードワーフグラミーでした。

とにかく丈夫で、冬場の保温さえしてあげれば夏の暑さもへっちゃら。酸素不足にもめっぽう強く、水質に対してもかなりの適応力をみせてくれます。

長いヒレをなびかせながらスーッと静かに泳ぐ様は実に優雅で、まるでミニチュアサイズのディスカスのよう。エサも何でも良く食べてくれますし、その大きな瞳と小さな口もとは愛嬌たっぷり。

名脇役として水槽に入れたはずが、いつしか主役になってしまうかも?ゴールデンハニードワーフグラミーはそんな熱帯魚です。