無音、無振動を実現した、ストレスのない水槽
日本には古来より「水つくり」という考え方による伝統的な観賞魚の飼育方法があります。これこそが手間をかけずに理想的な環境を維持するための秘訣です。
自然の力を借りた優しい浄化システム
熱帯魚や水草の量を調節し、自然と同じように生き物たちの調和によって水をきれいに保つ、いわば水槽そのものを濾過器とする仕組みのためポンプやモーターを使っていません。このため音も振動もなく、とても静かです。
浄化の仕組み
- 消化の良いレガーロ特製のエサで分解されやすいフンが排出されます。
- フンや枯葉などからアンモニアが発生します。
- 好気性の濾過バクテリアによりアンモニアが亜硝酸塩になります。
- 嫌気性の濾過バクテリアにより亜硝酸塩はチッ素になり水草に吸収されたり気化します。処理しきれなかった亜硝酸塩は好気性の濾過バクテリアにより硝酸塩になります。
- 硝酸塩は蓄積すると熱帯魚が病気になりやすくなったりしますが、水草やコケ、植物性プランクトンの栄養として吸収されたり、嫌気性の濾過バクテリアによって微量ずつ亜硝酸塩に還元され、チッ素になり、水草に吸収されたり気化することで少しずつ減っていきます。
- 熱帯魚の数が少なく、消化吸収の良いレガーロのエサなら発生するアンモニアもわずかなので、ほとんどの亜硝酸塩はこのどちらかにより安全に処理されます。
- 水草は光合成により酸素を増やします。
- 酸素は熱帯魚を健康にし、好気性の濾過バクテリアを活発にします。
- 熱帯魚は二酸化炭素を増やして水草の状態を良くします。ポンプやモーターのないレガーロ水槽なら水の流れがないので、二酸化炭素は適度に水中にとどまり、水草は二酸化炭素を十分に吸収することができます。