夏の水槽管理6

高温多湿になりやすい日本の夏は、エサの劣化が早い季節でもあります。エサはできるかぎり冷暗所への保管がおすすめです。また、フタはしっかりと閉め、小さな虫の侵入を防ぐのもポイントです。

夏の水槽管理5

冷凍飼料やフリーズドライ飼料などは消化しにくい部分も含んでいます。熱帯魚が消化不良を起こしますと、水を汚してしまう原因になることもあります。できるだけ配合飼料を中心として給餌がおすすめです。

夏の水槽管理4

夏は蚊やゴキブリなどが発生しやすい季節ですが、殺虫剤などをご使用されます場合には、水槽の中に入らないよう、十分な注意が必要です。特にビーシュリンプなどの淡水エビを飼育中の場合には要注意です。

寒さに強い熱帯魚

熱帯魚は熱帯地方に生息する種類のことですので、基本的には20度以下での飼育はおすすめできない観賞魚です。ただ、暑さにも寒さにも弱い種類がいる一方で、暑さにも寒さにも強い種類もいます。特に強健なのがクラリアスというナマズの仲間です。5度くらいの低温にも温泉のような高水温にも耐え、湿ったところならば陸地を歩いて池から池へ移動することもできます。アカヒレも寒さに強い観賞魚ですが、アカヒレが生息しているのは亜熱帯ですので、厳密には熱帯魚とは言えないかもしれません。ちなみにアカヒレという種が生存できる最低水温は17度前後ですが、現在、観賞魚として知られるアカヒレは極めて低温に強い特殊な地域変異のため、断熱の良い室内なら冬も無加温で飼育することができます。

暑さに強い熱帯魚

熱帯魚の多くは水温が25度くらい川などの生息していますが、グラミーやネオンドワーフレインボーなどは暑さに強く、30度を越えるような日本の夏でも飼いやすい種類です。また、あまり見かけることはないかもしれませんが、アプロキラスと呼ばれるグループは特に高水温に強く、猛暑でもへっちゃらな熱帯魚たちです。