熱帯魚水槽用として市販されている光合成細菌による濾過は、多くの場合、一時的なものです。そのため、定期的に追加しなくてはなりませんが、やがて硝化細菌が殖えてきますと、今度は硝化細菌が濾過の主役になりますので、そうなれば光合成細菌の追加は必要なくなります。
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熱帯魚水槽の濾過バクテリア1
熱帯魚水槽用として濾過バクテリアの素も市販されています。こうした濾過バクテリアの多くは光合成細菌と呼ばれる種類で、濾過器の中で活躍してくれる硝化細菌とは別の種類になりますが、硝化細菌が殖えるまでのつなぎとして有効です。
水槽のセッティング16
おさらいになりますが、いかなる場合においても水槽の立ち上げで重要なのは、最初は決してたくさんのお魚を入れないことと、エサはできるだけ少なくするということです。これはどのような立ち上げ方であっても共通していることであり、それだけに最も大切な部分と言えるでしょう。さらに詳しくはこちらをご覧ください。
水槽のセッティング15
少しでも水槽の立ち上げに慣れてきますと、試薬を使わなくても水槽の状態で立ち上がったかどうかを判断できるようになります。まず、わずかに水が白く濁ることがあります。その場合はエサやりをやめて数日すると水は透明になります。日ごとに水はますます透明になり、砂や水草が輝いて見えるようになります。水槽のすみなどに茶色のコケがわずかに出始めたら、水槽の立ち上げはかなり順調に進んだとみて良いでしょう。
水槽のセッティング14
水槽の立ち上げに失敗しますと水が白く濁ってしまいます。初めてこうした事態を目の当たりにすると、焦ってしまうかもしれませんが、なんとなく濁っている程度なら、エサやりをせずにそのまま放って置けば数日のうちに透明になります。もしあまりにも白く濁ってしまった場合には、透明になるのを待っているよりも気を取り直して水を換えてしまった方が良いでしょう。