カテゴリー: 熱帯魚水槽のバクテリア

熱帯魚の飼育において重要なバクテリアは従属栄養細菌と独立栄養細菌です。濾過バクテリアとして活躍してくれるのは従属栄養細菌のうち、いわゆる腐敗菌と呼ばれるバクテリアの一種で、フンなどを分解してアンモニアを作り出します。カビなどと同じく大気中を漂っている細菌で、新しくセットした水槽ではどのバクテリアよりも早く繁殖し、飼育水に栄養が多すぎればたちまち水槽の水を白く濁らせてしまいます。

熱帯魚の飼育における水の浄化に欠かせない濾過バクテリア（濾過細菌）について知っておくことは、熱帯魚にとって快適な環境を整えてあげる上でとても重要な知識のひとつと言えます。ここではそんな濾過バクテリアについて解説してみたいと思います。