流木と水槽のことを考えてみました。

流木を水槽に入れてみる

水槽

水槽の通販や熱帯魚のことなど、水槽にまつわる様々なテーマでお届けしたいと思います。

水槽と流木について

流木と水槽の関係

流木とは水中に沈んだ枯れ木のことです。もともと比重の高い樹木であれば、例えいったん乾燥しても、またすぐに沈みます。こうした種類の樹木はとても流木に向いていると言えます。

一方で、自然の河川で見つかる流木には比重が軽いものがあり、こうした流木は、いったん乾燥させてしまうとなかなか沈みにくかったりします。

水槽のレイアウト用としてショップで販売されているのは、もちろん比重の高い、流木に向いた種類の木です。ですので完全に乾燥してしまっていたとしても、2、3日も水槽に浮かべて置けば沈んできます。たまにしぶとく浮いている流木もありますが、それでも一週間もすればまず沈まないということはないでしょう。

そんなに待てない!というのであれば、水草つきの流木がおすすめです。

当然ながら水草を付けた流木を乾燥させて販売するなんてことはあり得ませんので、すぐに沈む流木を、しかも美しい水草つきで手に入れることができます。

流木の種類と活用法

流木には淡い茶色から黒まで、様々な色合いがあり、形も変化に富んでいて、同じ流木は世界に二つとありません。アクアリストにとって流木は、それ自体が財産と言っても良いでしょう。

細い枝状の流木は、流れのある河川をイメージした水槽に良く似合います。砂は細かくて明るい色はいかがでしょうか。底をあまり占有しませんので、コリドラスにも合いますし、クネクネとした淡水ウツボやパイプフィッシュ、アベニーパファーなどにも良さそうです。

ただしこのような細い流木は先端が鋭利だったりします。特にベタやグッピーなどのヒレが大きな熱帯魚などは、こうした流木によってヒレを破いてしまうことが良くあります。

こうしたことからヒレの大きな熱帯魚には枝状の流木は避けた方が良さそうです。ベタやグッピーには突起の少ない流木が向いています。水草を巻いてあればクッションになりますので、なお良いでしょう。

大きくて高さがあり、平らな面のある流木は、キノボリウオやトビハゼが、陸へ上がるのに向いています。

アーチ型で屋根のようになっている流木は、水中で産卵するタイプの小型グラミーが繁殖するのにぴったりです。底から5センチくらいのところに屋根がある流木はリコリスグラミーに、8センチくらいまでならマルプルッタ、それより高ければスパイクテールパラダイスなどの繁殖に用いると良いでしょう。